テスト勉強において、暗記は避けて通れない大きな壁です。
皆さんも学生時代、教科書の内容をなかなか覚えることができず、
苦労したり挫折したりした経験があるのではないでしょうか。
そこで、効率良く楽しく暗記をするための、一つの作戦をご紹介したいと思います。
効率の良い暗記というと、覚えるべきポイントを絞り、
重要な部分だけを集中して記憶するというような考えが浮かびます。
ですが、今回ご紹介するのはその正反対です。
余計なことまでまとめて覚えてしまおうという作戦です。
覚えなければいけないことだけに注目するのではなく、
その周辺にある細かな情報もまとめて取り入れ、
それがどのような文脈の中に位置しているのかをきちんと理解することで、
記憶の助けにしようということです。
少しわかりづらいと思うので、マンガを例に出してみましょう。
皆さんが過去に読んできたマンガを思い出してみてください。
登場人物やその得意技、起こった出来事など、一度読んだマンガであれば
何となく記憶に残っているのではないでしょうか。
そのような情報は、それ単体で記憶しているのではなく、
ストーリーの流れと一緒に頭の中に入っているはずです。
あの人とあの人がこういうライバル関係や利害関係にあったから
このような出来事があった。
あの人にはこういった過去があったからこのような能力が身に付いた。
このような文脈を下地に、いろいろな知識が頭に染み込んでいくのです。
テスト勉強にも、こういった記憶の仕方を活用しようというのがこの作戦の意図です。
少しテストをしてみましょう。
次の表を1週間で記憶し、確認テストを行うという課題が与えられたとします。